こんにちは!今回は『緩和型医療保険』についてお話しいたします。『緩和型医療保険』という言葉、聞いたことありますか?何が緩和されてるんだろう、ほかの医療保険と何が違うんだろう…そんな疑問があるかと思います。皆さんが持っている疑問を解決する記事となっています。
①『緩和型医療保険』ってなに?
そもそも『緩和型医療保険』ってどんなものなのか、お話しいたしますね。
『緩和型医療保険』というものは、告知の内容が緩和されているよ、という保険の種類になります。「告知」ってなに?という方もいるかと思います。
保険に入るためには、現状の健康状態や過去の病歴などを正確に申告しなければならない決まりになっています。
これを「告知義務」と言います。告知すべき情報を記載する「告知書」というものがありますが、その内容は10項目ほどあります。
過去に病気を患った方はこの告知書にありのままを記載する義務があります。
(これ、偽って書いたら何かあったとき保険適用になりませんからね。シャレになりませんよ)
その告知書によって保険会社が加入できるかどうかの審査をして、契約成立であれば保障が始まる、といった流れなんですね
でも、保険会社の審査で加入できないとなった場合、保険には入れません。
そんな殺生な!って思う方もいるかもしれませんが、意外と多いんですよ、入れない方って。
私が知ってる限りですが、「目に見える病気」は回復すれば目視でそのことが確認できるので、病気によっては引き受けてくれることがあります。
ここで言う「目に見える病気」というのは、お医者さんがCTやMRIなどで体を可化してどこに病気があるか目で見て判断する病気のことです。
一方で、「目に見えない病気」はほとんど引き受けてくれません。
ここで言う「目に見えない病気」というのは、精神的なものや神経的なものを指します。病気にもよりますが、その傾向は強いと思います。
私自身、「精神的なもので引き受けてくれませんでした」という方にお会いしたことがあります。
私は目で見て回復したかどうかは判断できないもの、可視化できないものと認識しています。それじゃあ過去に病気を患ったり、今の体の状態が優れないとき、病気やケガしたときの備えってどうしたらいいんだよ!?
そこで『緩和型医療保険』の出番です。『緩和型医療保険』の場合、告知事項は3つだけで、内容もシンプルなものがほとんどです。
過去に大きな病気を患った方でも比較的入りやすい保険が『緩和型医療保険』の役割です。次は、普通の医療保険と『緩和型医療保険』は大きく何が違うのかを見ていきましょう!
②医療保険となにが違う?
医療保険となにが違うか、ずばり「保険料」です。『緩和型医療保険』に加入できる方のほうが入院する確率って高いそうなんです。
保険会社がそう考えているからであって、世間一般的に一概にそうとも言えません。
1回病気になったところでその先一生病気を患わない方もいるでしょうし、入退院を繰り返す方もいると思います。
多い少ないは確率論なのでなんとも言えません。
でも、基準は保険会社なのでそれに則って判断する必要があるんです。
どのくらい違うかは保険会社や年齢、性別にもよって偏りがありますが、ほぼ2倍です。
メットライフ生命の保険料見積りシミュレーションがわかりやすかったので試してみました。
前提条件:30才男性、日額1万円
①メットライフ生命『フレキシィ S』 月々3047円
内訳:
- 入院1日…10000円
- 入院中の手術…20万円
- 外来の手術…5万円
②メットライフ生命『フレキシィ ゴールド S』月々6506円
内訳:
- 入院1日…10000円
- 入院中の手術…10万円
- 外来の手術…5万円
内訳の中で、入院中の手術の部分が違いますがそれでも2倍以上なのがわかります。
同じ30才の男性でもここまで差が広がるのかと改めて驚いてしまいます。
これが年齢が上がるとその分保険料も高くなります。
『緩和型医療保険』のほうが高いからと言ってオプションを外したり保障の金額を最低限度額にするなどの考えは決してしないでください。
ご自分で必要な金額などがわかる方はご自身で金額を下げたり上げたりする判断はできると思います。
でも、ご自分で入院した時にいくら必要で保障の金額がいくらだったら備えられるのかわからない方は保険会社の営業さんとお付き合いがあればその方に聞いてみてください。
それでも不安なら、保険ショップに行ってみるのも1つ手ですよ。
セカンドオピニオンとして使えますし、意外と保険会社の営業さんより話しやすかったり…(笑)
持病をお持ちで保険に入るのが心配…という方はご自身のために、ご自身のご家族の方のためにお話ししてみてはいかがでしょうか?
加入しないよりは備えがあったほうがいい!ということであれば加入したほうがいいですよね!
③まとめ
『緩和型医療保険』にはこんな商品があります。
- ①オリックス生命『新キュア・サポート』
- ②損保ジャパン日本興和ひまわり生命『新・健康のお守り ハート』
- ③ネオファースト生命『ネオdeいりょう 健康プロモート』
この『緩和型医療保険』は高齢の方でも比較的入りやすい商品になってます。
どうしてもご高齢の方は入院する確率が高いですので、もしご家族で医療保険をご検討されているようでしたら、この『緩和型医療保険』も念頭に入れてくと選びやすくなるのではないでしょうか