こんにちは! みなさんは、『収入保障保険』という保険の種類は聞いたことありますか? この『収入保障保険』は保険期間が決まっている定期保険の仲間なんですが、定期保険とは少し中身が違います。しかも、定期保険より安い!なんて言われてます。 今回は『収入保障保険』の安さの秘密をお話しいたします。
目次
『収入保障保険』とは?
『収入保障保険』ってなんぞや?という方に簡単にご説明しますね。
『収入保障保険』とは、万が一の時にお給料のように毎月お金が受け取れる保険です。年金をイメージしてもらうともっとわかりやすいと思います。
もしかしたら、"保険って死んだら一括でもらうものなんじゃないの?"と思われる方もいらっしゃるかもしれません。 定期保険は亡くなった場合、一括で受け取ることができる保険なんですが、 この『収入保障保険』は、毎月このくらいの金額受け取れば生活できる!という金額を設定して、万が一に備える保険です。
※ちなみに、保障の金額は月10万円以上で設定する保険会社が多いので、ご注意ください。
『収入保障保険』ってなんで安いの?
この保険は定期保険に比べて保険料が安く抑えられる特徴があり、最近人気の商品です。ある保険代理店では、この『収入保障保険』を販売することを新入社員に教育している、なんて話も聞いたことがあります。
保険会社の外交員が推してきたとして、なぜそんなに安いのか、お話ししますね。
なぜ安いのかというと、 例えば30才男性が60才まで保険をかけていたとします。
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定期保険の場合 31才で亡くなっても59才で亡くなっても保障の額は変わりません。
→保障金額がずっと一定なので保険料もそのまま - 収入保障保険の場合 31才で亡くなった場合、60才までの29年間は設定した保障金額が毎月受け取れる 。逆に50才で亡くなった場合、60才までの10年間は設定した保障金額が毎月受け取れる 。
→年齢が上がるごとにトータルの保障金額が下がっていく →全体の保険料が抑えられる
いつ亡くなるかは予想できませんから、毎月しっかり受け取りたい方にはおすすめしたいですね!保険を販売する外交員の方から推されたとしても、外交員の成績のためではなく、お客さまにとってあまり損はない保険かなと思います。
逆にデメリットもあります。
一括で受け取ると本来受け取れる総額を下回る
この『収入保障保険』は、毎月決まった額のお金を受け取ることができますが、将来にわたって受け取れる総額を一括で受け取ることも可能です。 ただ、保険会社としては一括で渡してしまうとその分だけ支出になりますから、本来受け取れる総額を下回ってもいいなら渡しますよ〜というスタンスです。 保険会社によっては一括で受け取る額に違いが出てくると思います。
この保険の考え方は月々決まったお金を年金のように受け取りたい、という考えの方にぴっ たりの商品なので、一括で受け取りたい方には向いてないですね。 そういった方には定期保険や終身保険がおすすめです。
月々必要な保障金額は状況によって変化する
例えば、30才の男性とその奥様だけの場合と、30才の男性とその奥様とお子様の場合では、当然ながらそれぞれ必要な額は変わります。逆を言えばお子様が独立した場合は保障金額は下げられるし、お子様がご実家に残る場合はもしかしたら保障金額を上げる必要があるかもしれない。このように、ライフステージの変化やお子様の状況変化によって保障金額を見直さなければなりません。
どの保険でもこの考え方は一緒ですが、月々受け取る形の保険はその時その時で必要な額が変わることに注意が必要です。
『収入保障保険』って定期保険と比べて保険料はいくら違うの?
定期保険で1億円の保障をかけたとします。 それに比べて収入保障保険の場合は1/2または1/3に抑えられます。 これは、死亡した年齢によって保険会社は支払う金額を低く抑えられるからです。
もし、30才の男性が50才で亡くなった時、定期保険では1億円受け取ることができますが 収入保障保険は50才で亡くなった場合、1億円いらない代わりに保険料低くしますよ、といった具合です。
最後に、あなたならどっち?
ここまで『収入保障保険』についてお話しいたしました。具体的な商品名を上げると
- ネオファースト生命「ネオdeしゅうほ」
- オリックス生命「家族をささえる保険[Keep]」
- チューリッヒ生命「収入保障保険プレミアム」
この辺りは売れている印象です。保険料も抑えられて名前も聞いたことあるので、安心して入れる商品ですね!
あなたは、どう思いますか?
- 一括で大きなお金が受け取れる『定期保険』
- 月々決まったお金が受け取れる『収入保障保険』
人それぞれ考え方は違います。
ちなみに、私は『収入保障保険』に入っています。家庭を守るために大きなお金は必要ですが、保険料が伴ってなければ意味がありませんからね。
保険はあくまで『保険』です。人生に保険をかけるものですから、保障金額と保険料が見合うように自分で考える必要がありますね。でも、保険ってやっぱり難しいですから、保険会社に問い合わせたり、保険相談ができるお店に行くことをお勧めします。
あなたに合った保険を探してみましょう!