みなさん、こんにちは! 今回は、『外貨建て個人年金保険』についてお話しいたします。
昨今、公的年金の受給年齢の引き上げや若い方であれば自分たちはもらえない説なんて流れてますよね。
すでに国から老後の支援は期待できず、自分たちでなんとかしていくしかない情勢になってきました。
そこで「個人年金保険」というものの中でも『外貨建て個人年金保険』ってどんなもの?というのがきっかけでこの記事をご覧いただいているのではないでしょうか。
この記事をお読みいただくことで、『外貨建て個人年金保険』についてご理解いただき将来の不安が解消できれば幸いです。
流れとしては、
- ①そもそも「個人年金保険」ってなに?
- ②外貨で建てるってどういうこと?
- ③「個人年金保険料控除」ってなに?
- ④まとめ
このような流れでお話しいたしますね!
それでは、最後までご一読くださいませ!
①そもそも「個人年金保険」ってなに?
「個人年金保険」とは、60才あるいは65才になった時点で5年や10年といった期間のうちに年金のようにお金を受け取れる保険商品です。
受け取るためには一定年齢までにお金を積み立てておく必要があります。
その積み立て方法ですが、毎月決まった金額を積み立てるのか、一回で大きなお金をプールしておくのか、2パターンに分かれるかと思います。
毎月決まったお金を積み立てていくことで毎月の負担は軽減されます。ただ、保険商品なので万が一の備えも付いてきます。
その備えが毎月の場合は少ないデメリットがあります。
この「個人年金保険」は、毎月積み立てたお金を原資として死亡保険金に充てるものになります。
そうなると、加入してすぐ万が一があったとすると、ほとんど貯まってない状態なのでほとんどもらえないことになります。
一回で大きなお金を保険にプールしておくことで死亡時の備えはすることができますが、将来の備えとして大きなお金がある方って若い方だとそう多くないと思います。
どうしても万が一の備えとしてはあまり向いていないのが「個人年金保険」ですが、将来的にゆとりのある老後を送りたいという方にはおすすめいたします。
老後の生活のことを考えるなら、万が一のことと分けて考えていただくとより安心できるのではないでしょうか。
②外貨で建てるってどういうこと?
ここでは、外貨で建てるということをお話しいたします。
外貨とは、外国の通貨のことで積み立てを外国の通貨で行うことを「外貨建て」と言います。
ニュースや新聞で「1ドル110円」とか言っていたり書いていたりしてるのはお分かりでしょうか?
1ドルの価格は変動しているんです。ちょっと知識のある方なら、ついこないだまでリーマンショックの影響で1ドル80円とか、聞いたことありませんか?
そういった側面から、外国為替の影響を受ける商品という認識で間違いありません。
たとえば、1ドル100円の時に積み立てたお金は、1ドル110円の時に円に替えると増えて戻ってきます。
逆に1ドル80円の時に替えると減って戻ってきます。
これは、『外貨建て個人年金保険』にも同様で、積み立てた年金の原資はドルで積み立てているため、積み立てが終わった時点でどうなっているかはわかりません。
社会情勢によって増えてるかもしれませんが、その逆もあり得るということです。
『外貨建て個人年金保険』は、毎月1万円から積み立てることができます。
為替は、先ほどお話しした受け取るお金だけではなく、積み立てるお金にも為替は影響します。
もし1万円を毎月積み立てるとすると、『外貨建て個人年金保険』だと積み立てる時の1万円が果たして何ドルなのかはその時になってみないとわかりません。
1万円で多くのドルを買うこともできれば、思ったより少ないなんてこともありえます。
ただ、デメリットだけではなく、メリットもあります。
もちろん、円安になれば受け取る年金額は大きくなりますから、これはメリットですよね。
それと、「個人年金保険料控除」が適用になる商品があります。
次でご説明しますね。
③「個人年金保険料控除」ってなに?
「個人年金保険料控除」とは、生命保険料控除の一部で支払った保険料によって所得税と住民税が控除されます。
保険に入ったことがある方ならお分かりかと思いますが、保険会社からハガキが届いて「年末調整・確定申告用」みたいな感じで送られてくるんじゃないかなと思います。
それを会社や税務署に出すと税金が控除されるというものです。
会社員の方であれば年末調整の際にお金が戻ってくるかと思いますが、そのようなイメージです。
国としても、公的年金だけでは国民を守りきることができず、自助努力に対して還元するような印象を受けますが、その通りですね。
自分の人生は自分で守っていかなければいけないのです。
『外貨建て個人年金保険』の商品の一部が「個人年金保険料控除」の対象にならないものもあるようです。
小耳に挟んだので、もし検討される際は確認をしてくださいね!
④まとめ
ここまで『外貨建て個人年金保険』についてお話しいたしました。
下のような商品がよく売れてるようです。
- 1.マニュライフ生命『こだわり個人年金(外貨建)』
- 2.三井生命『ドリームフライト』
- 3.マスミューチュアル生命『みらいの笑顔』
『外貨建て個人年金保険』についてご理解いただけましたでしょうか?
老後の備えとして考えることのできる商品ですから、ご自分とご自分のご家族のために考えてみませんか?