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もらい忘れで損していない?

意外ともらえる保険金

意外ともらえる保険金

保険は自分が亡くなった時のために、病気やけがで入院してしまった時のために備えて加入しますが、加入してそれで満足していませんか?数年前に保険金の未払いがニュースで話題となりました。お金が受け取れたはずなのに知らなかったが故に見過ごしていたなんて、もったいないですよね。今回は見落としがちな保険の請求と請求の仕方に、ついてお話したいと思います。

こんな治療でも貰えるの?医療保険で請求できる例

「心筋梗塞で入院した」「ガンで入院・手術をした」など大きな病気での入院や手術であれば医療保険で請求ができるとピンときますよね?しかし近年では医療技術の発達に伴い日帰り入院や日帰り手術も増えてきています。簡単な治療で済むケースも多いため、入院や手術に該当しないのでは?と保険金を請求できないと判断してしまうことが多いのです。

例えば白内障の手術はほとんどが日帰りで行いますが、医療保険で保険金の請求の対象になります。

以下に日帰り入院・手術となる治療をまとめましたので、過去に治療を受けたことがないか一度ご確認ください。

日帰り入院

  • 白内障
  • ポリープ(胃- 大腸- 子宮内膜)
  • 子宮筋腫
  • 鼠径ヘルニア
  • 膀胱腫瘍
  • 尿管結石
  • 親知らず(全身麻酔を伴う)

など

日帰り手術

  • 内視鏡ポリープ切除術
  • 腱鞘切開術
  • 経皮的冠動脈形成術
  • 心臓カテーテル検査
  • 膝関節鏡手術

など

親知らずで入院請求ができるって意外ですよね。また女性特有ですが、帝王切開で出産された場合も手術保険金を請求できるんですよ。また、医療保険は病気に備えるというイメージが強いのか、骨折で入院をした場合は保険金が下りないと思っていたという人もいます。入院の理由は問いませんので安心してください。

「ちょっと難しそうだわ」という方には、保険金を請求できるかどうか簡易的にチェックする方法があります。病院で支払いをする際に点数表をもらいますよね?1とか2とか点数が振ってあるのですがあの点数表を見ると簡易的にチェックすることができるんです。

点数表に「初診料」「麻酔」「検査」などの項目がありますが「入院」や「手術」の項目に点数がついていれば、保険金の請求ができる治療に該当する場合が多いです。点数がついていれば必ず請求ができるというわけではありませんが、自分で請求できるかどうか確認するには一番簡単な方法かと思いますので参考にしてもらえればと思います。

保険金の請求の仕方

保険金を請求したいけど、実際に請求をしたことがないからどうしたらいいか分からない…という方も多いのではないでしょうか。一般的な保険の請求の仕方を紹介したいと思います。

まず保険会社に連絡をして請求書類を取り寄せます。その際「病名」」「入院期間」「手術名」「手術日」「治療を受けた病院」を聞かれるかと思います。何日に手術したか忘れた、手術名なんて分からない、とならないように病院からもらう領収書・診療明細書は必ずとっておきましょう。保険会社に提出しないといけないこともあります。

また病名・手術名、入院日数によっては診断書を病院に書いてもらって保険会社に提出しないといけないケースもあります。診断書をかいてもらうには、病院によって金額は違いますが5000円前後お金がかかります。ですので診断書は保険会社に請求に必要かどうか確認してから取るようにしましょう。

せっかく取っても必要なければもったいないですよね。保険の請求って大変そうと思いがちですけど、そんなに難しくないのでためらわずに、まず保険会社に連絡してみましょう。

保険はいつまで遡れる?

ここまでで、自分の過去の治療で入院や手術に該当した方は見えたでしょうか?しかし保険の請求には期限があります。請求にも時効があるのです。保険の請求は一般的に3年前まで遡って請求をすることができます(かんぽ生命は5年など例外あり)。

保険に加入した際に約款という冊子を保険会社から必ず受け取っています。そちらに加入した保険会社がいつまで遡れるか載っていますので、気になる方は確認してみてください。

まとめ

保険って加入する時は細かく説明を聞いて理解したつもりになっていますが、何年か経ってしまうとどんな保険に入ったのか意外と忘れてしまっていますよね。かといって保険会社の方から請求はありませんか?と言ってくることはほとんどありません。

医療保険に限ったことではありませんが、火災保険やその他の保険も同様で、請求で損をしないためには自分で最低限の知識を持っておくことが必要です。窓口に行ってみたり、保険の担当者がいればその方に定期的に契約内容の確認をすると勉強になると思います。

余談にはなりますが「私の保険ってこんな保障もついているんだ」「毎月高い掛金を払っているのに意外と保障が少ないな」と自分の保険を見つめ直す良いきっかけにもなるかと思います。

せっかく加入している保険ですので、皆さまの請求忘れが無くなることを祈っています。