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現役FPがオススメする失敗しない生命保険選び

自分に合った保険プランを組むためのコツ

自分に合った保険プランを組むためのコツ

現在の加入している保険の保障内容をまず確認してみることが大事

貴方が加入している生命保険、保障内容は熟知していますでしょうか?

こんな質問をあまりされたことは無いかと思います。

生命保険を完全に理解されて加入している人など全体の数パーセントぐらいだと思います。

皆さん、なんとなく保障が付いていて金額の大きさで安心して加入している人がほとんどだと思います。

最初に言っておきますが、それが悪いわけでもないです。

しかし、こう思っていた保険が実際に使うことになった場合にわずかな保障だったらがっかりします。

そうならない為にも、せっかく加入している生命保険をフル活用していくことが大事です。

若い世代は親に組んでもらっていることも多い

例えば結婚している、ある夫婦の妻(25歳)の生命保険を拝借させて頂いた時の話です。

主契約が養老保険の死亡保険が2000万円と年齢の割には高い保障額の死亡保障です。

話を聞くと自分の父親が組んでくれた生命保険だったみたいです。

では、この保険がどんな最終ゴールなのかは誰もわからないです。

確かに保険期間内に死亡すれば手厚い保障を遺族が受けられます。

しかし保険期間を過ぎてしまうと満期額の100万円だけを受け取ることになります。

保険料の支払い額を計算しても損はしていないので問題ないかと思ってしまいますが実は大問題です。

満期を迎えるのは53歳です。

そこで満期額の100万円を貰ったら保険は終了ですので、そこから新たに保険に入らないといけなくなるのです。

しかも50代で病気のリスクが高い年代です。

仮に健康で過ごしてきても月々の保険料はかなりの高さになるかと思います。

要するに保険期間内に何かあれば保険の効力をフルに使えますが、期間を過ぎた後のことも考えて保険の加入や見直しをすることが重要です。

積立だと思っていたら掛け捨てだったケース

自分が加入している生命保険はどんな保険かを理解している人は意外に少ないものです。

保障内容を勘違いしていて実際に利用しようと思っていた時に自分が加入している保険を理解したケースもあります。

酷い話だと積立の終身保険だと思っていたら掛け捨てタイプの生命保険に加入していたケースです。

これでは自分が亡くなったときにしか保障がされないです。

まあ、亡くなったときに家族へでも財産が残せればと思っていたら、保険期間が切れてしまい何も残らずといったケースもあります。

これはあまりにもつらい話です。

確かに保険期間内に万が一を保障してもらいましたが、明日からの保障は何も残らないことは今まで積み上げてきたものが無になってしまう感じになってしまいます。

保険料は1年間で数万円、数十年では何十万円というお金を使ってきます。

せめて、掛け捨てか積立の保険かは自分で確認をしておきましょう。

保険の内容が偏っているケース

2つめのケースは保険の加入種類が多い割に内容が偏っているケースです。

例えば死亡保障ばかりの保険に入ってしまっていたので病気をしたときには何も保障されないことが起きてきます。

これは、せっかく支払っている保険料を効果的に使っていないケースです。

しかも健康に働いて収入がある時は良いですが、何かで収入が途絶えたときに今まで積み上げた死亡保障の保険を中途解約しなければならないリスクが高いと思います。

ある程度の保険期間が過ぎていればよいですが、期間が短い場合は元本割れを起こす可能性があります

ついつい付き合いで保険を加入してしまっている人は要注意です。

保証が足りないケース

そして、3つ目は保障が足りないケースです。

これが一番多いケースになるかと思います。

特に多いケースとしたら独身から結婚をして子供が生まれることによって世帯持ちになることで保障額が大きく上がります。

自分だけの人生だったら一人身の体を心配するだけでよかったですが、家族を守る責任が出て、今後は妻や子供の人数によって保険を上手く活用する必要性があります。

しかし、ここでは不用意に子供が増えたから万が一に備えて子供が20歳までに必要とされる金額を保険だけに頼るのではなく、お勤めしている会社からの保障や公的な保障、貯蓄額などを算出して適正な保障額を調べることが重要となります。

特約は保障内容の中でも分かりにくい

これらとは別に保障内容で一番分かりにくいところはどこでしょう?

それは特約です。

私も若いころに保険の説明を受けたときに主契約は理解できるのですが、特約の説明はわからない部分が多く、「値段は安く、付けといた方が良いです」からと言われて特約を付けていたことが多々あります。

でも実際は使う可能性としたら少なく、今思えばセット販売で買わされている感じがします。

あの時にはっきりと「これはいらないです」と言えたら無駄な保険料を払わなくても済んだのにと思います。

その為には特約の内容をしっかりと調べておくことが必要です。

基本的な主契約で足りない部分を補うためにある特約ですが、保障を厚くさせたかったら必要性は高いです。

しかし、災害特約や傷害特約などのように限定された特約は必要性に欠けます。

また、それを上乗せさせる理由があるのかも自分に問いかけてみるのも大事です。

まとめ

最後に現在の保障内容を把握することについて大事なポイントとしたら自由な保険選びをする感覚を持つことが必要です。

保険を提示されたときには、それに決めつかずに自由な発想で聞いてみることも大事です。

保険自体は実はシンプルでそれを特約付加や種類の多さで一つの保険商品の細かい部分が見えにくくなっています。

そこに死角があることで保険の重複が起き、保障の見落としも出てくるのです。

保険の加入もショッピングと同じ感覚でいくとよいと言われています。

服などを決めるときにマネキンに飾っている服をそのまま購入するのではなく、自分に合ったシャツ、ズボン、帽子、靴などをカスタマイズしていく感覚で良いかと思います。

そうすればその時の自分に必要な適正な保険が組めるかと思います。

そして、最も大事なことはそれを数年後に見直すことです。

これは、今の自分には必要な特約でも数年後には必要性が低くなっている可能性があります。

特約の付加は月に数百円ですが、いらない保障をいつまでも付加している必要はないです

良い保険の組み方はまず自分の状況把握です。

どのような経済状況で今後のライフイベントはどのように考えているかで保険の組み方あ見えてきます。