保険の相談をお願いするときにはFPが有力候補と言われていますが、FPにもいろんな人がいます。自力でFPの資格を取って活動している人や保険会社に雇われたFPもいます。 FPの正確や入ってきた入口によっても提案は違いますし、その人との相性などによっても変わった角度で相談を聞いてしまう恐れもありますから、FPに相談するのが全て正解ではないとも言えます。 その為にも今回は相談するFPの見極め方について検証してみます。
相談してよいFPの見分け方
FPにも1級から3級までの階級があります。
3級のレベルなら一般常識と少し金融に知識があれば試験に受かって資格を得ることができます。
これが1級レベルになると実践、実務の期間が必要となって更に専門的な分野の奥深いところまで知識を広げなくてはならないです。
そうなると1級のFPを見つければ問題解決ができる、わけでもないのです。
確かに1級レベルが取れるとかなりの金融知識と情報力があることになります。
更に実践があるとなると普通の人よりはかなり信用度が上がります。
しかし、それが良いFPとは限らないのです。
そこで相談してよいFPの見分け方ですが、保険を得意とするFPを探すことです。
FPは家計の専門家と呼ばれており、税金、運用、住宅、保険などの情報を持っていますが、その中でも得意分野が保険のFPを探し出します。
FPにも得意、不得意がありますので情報公開を見ながら保険に強そうな人を選ぶことが大事です。
問題解決プロセスを持っていることが基準
次に問題解決のプロセスを持っているFPを選択基準にします。
実績もしっかりあって有能と呼ばれるFPは必ず問題解決プロセスを公開しています。
これは問題を解決し信用を得るためにはプロセスが必要で、更にそれが公開できることは自信を持っているFPに間違いないです。
そして、アフターフォローも大事な部分です。
1回の相談で終わらずに複数回お会いして、一緒に解決策を探していけるようなFPを選ぶことをオススメします。
そうなると資格の上級者や知識が豊富よりかは、対人関係をしっかり持てる人間力の高いFPを探し出せるかがポイントになります。
相談をしていけないFP
それでは逆に相談をしてはいけないFPは、学歴や経歴を表に出していない人は要注意です。
やはり自分の事が胸を張って説明できることは相談者への印象も違ってきます。
また、曖昧な説明なども少なく、正々堂々と自分の意見を述べて相談者を安心させることにもつながります。
次に相談料が有料のFPです。
同じ相談でもお金がかかるのとかからないとでは全然違います。
FPの収入が発生する場所は相談の時ではなく、成果が出たときの報酬として発生する方が望ましいです。
他にも士業とのネットワークがない、金融資産の知識が乏しいFPなどが挙げられます。
ここの部分に関しては保険に関してはあまり影響がないところですが、トータルに考えて保険での運用や保障対象に対してメリットや成果をしっかり出せるFPに相談をすることは自分にとっても結果を出せることに近づきます。
要は仮に不得意であっても、いい加減な判断やオススメはしないと思います。
しかし、FPの中にも自意識過剰な人もいますから電話での受け答え、メールのやりとり、ホームページなどを確認して判断することが大事です。
FPに何を期待するか
そもそもFPへの相談に何を期待しているかです。
何か特別なことをやってくれる、いろんな知識を得られるなど何かを与えて貰えるような期待感で会うのは少し違うと思います。
しかし、保険への理解は同じ説明を何回聞いても、約款を読破しても、自分で保険を勉強しても理解しにくいところがあります。
それを第三者であるFPに解読してもらうことで分かり易くなることはあります。
でも問題の主は相談者が持っていますので、いくら聞き上手でも相手の気持ちや閉じ困った気持ちのままでは解決策は見いだせないです。
FP以外での相談者
保険の相談が=FPになっていますが、FP以外での窓口なども1つの手段として考えられます。
そうなると代理店をしている保険屋か保険会社の営業マンが頭に浮かびます。
FPの資格を保持している人も沢山おりますが、FP以外となるとこのあたりになりますが、確かにFPとは少し知識が劣るかもしれないです。
しかし、実績としたら申し分ない力を持っています。
要するに完璧なライフプランの作成や完璧に適した保険提案などは皆無に近いのです。
いくら事前に計画を練り上げても実際の人生は違ってきます。
保険と保証、保険料のバランスをとって先々の将来の事を緻密に計画しても明日、明後日の人生はわからないものです。
そうなると知識だけに頼って保険を組み立てるのではなく実際の現場での声は大きく、結果に伴います。
例えばがん保険にしても治療に対しての保障を厚く仕上げたとしても実際の治療体制と保障体制が噛み合っていないケースがあり、保険が効果的に使えなかったなどあり、逆に治療費は賄えたが生活費の負担が大きくて大変だったなどが分かってきます。
そうなると選択肢は増えていきますし自分がどのような保障で対応したいかが明確にわかってきます。
あえてFPを使わない方法も試してみるといろんな事がわかってきます。
まとめ
このように保険相談のプロでもあるFPに相談したい場合は、事前の下調べが大変、重要なポイントとなり得ます。
また相談する側もある程度の保険の知識、現場でのケースなどを頭に入れて話をすると目的のゴール地点へのズレもなくなってきます。
そしてFPの選び方はとても難しく、確かに保険を推し進めてくる人も沢山います。
そこで、あえて保険を使わない提案をしてくれるFPを基準にして探すと面白い結果が出てくると思います。
何もすべての保障を保険商品でカバーする必要もなく金融商品や公的な保障もこの国には沢山ありますし選択することも自由です。
しかし、自由だけにそれだけ危険とは背中合わせだと知っておく必要があります。
その保険を使わない考え方を利用した金融商品の勧誘はどこでもあります。
また、何かで補うとしたら普通にある話ですから聞いた話を鵜呑みにせず自分で調べることを徹底させることが大事です。