保険の見直しをする時に皆さんはどのような準備をされているかなどは考えている人は少ないかと思います。見直し相談をするときの理由には様々あり、「毎月の保険料を安くしたい」「大きな保障が必要になった」「なんとなく」「嫁に言われたから」などがあります。 また保険を見直す側の人にもいろんな事情があります。バランスを重視させたい人や保障を第一優先、こちらの利益をまず確保したいなどがあります。 要するに相談した側の事情によって見直しの内容が変わってしまう恐れがあるのを知っておくことです。
保険の見直し前の準備
保険の見直しに行く前に、準備をしっかりしていくことをオススメします。
この準備とは単に現状の保険証券を準備するのではなく、自分がどの部分を見直ししたいかや将来のライフイベントに対してどのように対処していきたいかなどを考えているかです。
要するに保険だけに限ってはないですが、相談を丸投げすることは相談者にとっても都合の良いことになります。
つまり専属の保険会社であれば自社の商品を駆使したライフプランを提案してきますし、来店型の保険ショップなら自社が扱う保険商品の中の利益率が良いものを優先的に提案していきます。
保険の専門家でもあるファイナンシャルプランナーでも、自分の考え方が保障型かバランス重視型、慎重派によっても様々となります。
ある程度の道筋や要望、イメージなどでも良いので必ずどうしたいかを決めておくことは重要です。
どこの見直しを使うか
ここの部分も大変重要です。
例えば今、加入している保険が保険会社の営業マンから入った場合ですが、相談する内容にもよりますが、保険料の話なら他の窓口を利用するべきだと思います。
そうなると保険ショップかネットからの訪問型窓口、FPなら更に良いかと思います。
つまり第3者としての意見が貰える環境で話を聞くことが必要です。
今の保険料より安くしたいのであれば保険商品にもよりますが他社への切り替えが必要となりますし、加入している保険会社以外からも情報を取るには新しい窓口を探すしか方法はないです。
インターネットの情報も有力
インターネットからの情報も有力となります。
自分の年齢と保障条件などを今、加入している保険と同じにして検索してみたら今の保険料より安くなった経験などあったかと思います。
これを見て即刻、保険を切り替える行動に移す人もいますが注意が必要です。
何故なら、保障部分での把握度が我々、素人では全部わからないからです。
そうなると今の保険を完全に理解しておく必要があります。
現状の保険を把握するには加入している保険会社に聞いてみることが一番早いかと思います。
営業マンが不在の保険会社でもコールセンターに電話すれば丁寧にしっかり理解するまで教えて頂けます。
実際の見直し現場で
それでは実際の見直し現場での注意点として、相談する窓口にもよりますが専属の保険会社の営業マンであれば今、加入している保険をどうしたいかを見直しします。
ここでの保険を他の保険に切り替える、切り変えないは無駄な話となりますから既存の保険に対してブラッシュアップさせるのか、オプションを効果的につけるのかによります。
また、現行の保険料が高いのであれば保障を下げるか期間の伸ばすかによります。
相手としたら保険の解約だけは勘弁という気持ちは必ずあります。
来館型の保険ショップ
次に来館型の保険ショップですが、新規や他社への切り替えを希望しているのであれば、自分である程度の保険会社の決め内をしていくことです。
保険ショップは時間の制約がありますからペースはショップ側に握られてしまいます。
そうなるとショップ側のゴール設定になって今より内容が良ければどこでも良い状態の保険選びとなります。
保険の知識が乏しくても保険会社の選択肢を持って臨むことをオススメします。
訪問型の保険相談
そして訪問型の保険相談ですが、保険マンモスなどが行っている自宅、若しくは相談者が設定した場所にファイナンシャルプランナーが来てもらい相談をしてくれる形で、保険を相談する環境では一番良い形だと思います。
第三者への相談、事務所やショップではないので相談される側、相談する側も対等な状態で話ができます。
見直し現場ではあくまで自分の保険は自分で決めることを意識して、即決ではなく選択肢を持ち帰るように心がけます。
見直すタイミングのおさらい
それでは保険の見直しのタイミングをもう一度、おさらいします。
まず人生においての大きな出来事、学生から社会人への独立や人生を共に生きるパートナーが見つかる結婚、そして、新しい命の誕生でもある出産、人生の大きなお買い物でもあるマイホーム、第2の人生のスタートでもある退職など人生にはいろんな節目があります。
その節目に大きな責任や将来に備えるために保険は利用されています。
独立であれば先々の人生の為に終身保険で積立貯金や万が一のサポート、医療保険への加入は20代での安い保険料が魅力です。
出産となれば自分だけではなく家族への保障も考える必要となります。
40、50歳となっていけば家族への責任が少しずつ軽くなってくることで今度は保険への比率を下げていくことが大事です。
そして、最後も残りの人生を優雅に過ごしていくために保障と貯蓄を兼ね備えた保険で資産を運用させていくことができます。
見直しのタイミングは必ず来ます。
そのタイミングを見逃さないためにも普段からの保険の意識は上げておいたほうが良いと思います。
まとめ
このように保険の見直しについての確認をしましたが、こちらからの持っていき方によって大きく結果が変わってきます。
大事なのはこちら意思表示で決まっていなくても、ある程度の道筋や希望などは持って、相談されるほうが結果的にも良いかと思います。
見直しの主体や主導権は自分が持ち続けて相談をしていくことで自分にとっての理想の形に近づけると思います。
また、見直し相談も実践が全てです。
一度、仮にでも相談してくることで、ぼやけていた自分の未来が見えてきます。