ここ最近、保険のおばさんを見かけているでしょうか?失礼な言い方で申し分ない、今では保険レディースと呼ぶみたいです。私自体も人の紹介などをやっていた時期に必ず保険会社の人との出会いは年に数回は必ずありましたが、今は喫茶店などでも見かけなくなったと思います。保険の契約手段にはインターネット、来店型などが現在、主流で動いています。昔は人と人が合って保険の説明や勧誘をするのがあたり前でしたが今は少なくなっています。しかし、現状としてまだ、保険会社は保険スタッフを雇い、対面販売を継続させています。それにはどんな理由があるか調べてみます。
対面販売とは
対面販売をする人とは、1社専属の保険セールスマンや代理店を経営している人などがいます。
セールスマンが顧客の家や職場などに連絡をしてアポイントを取り、近くの喫茶店などで保険の紹介や契約手続きなどを行うのが対面販売です。
正に目の前には人がいますので保険の前には人と人とが介入しています。
よりよい人間関係も構築できる場所でもありますので悪い環境ではないと思います。
保険業務に関わっている人であれば保険だけではなく金融、年金、医療問題など幅広い知識を持っている方がピンからキリまでおられます。
そこで聞くアドバイスによって大きく人生を左右される可能性も少なくないです。
少し大げさには書きましたが対面販売の存在価値を大きく表すならここがポイントになります。
沢山の知識や情報、経験値を持っている人間は対面販売で会うことができます。
対面販売のメリット
対面販売でメリットとしては保険に関して詳しく説明してもらえることです。
今までの対面販売はただ保険を売るだけで済んでいましたが、保険が売れなくなってきたことで保険会社各社がいろんな作戦や提案に力を入れています。
一時期のテレビコマーシャルでも保険と人生を絡めて人生の良きパートナーとまでアピールさせるところは大変だと思います。
しかし、海外の保険会社の介入からネット生保の参入によって保険料は大きく値崩れを起こします。
これによって昔から国内で対面販売をする保険会社は変革を求められたのが時代背景にあります。
そうなると対面販売の最大のメリットは人になりますが、逆に弱点も人になるといった諸刃の剣みたいなものです。
その保険のセールスマンである人柄や個性、知識、先見性などが保険の提案力に繋がります。
要は保険に関してはあの人に任せれば大丈夫と言える人であれば安心して任せられます。
しかし、そんな人に限って他の会社や他業種などからのヘッドハンティングがありますが対面販売では保険を担当してくれた人によって大きな差が出るのには間違いないです。
対面販売のデメリット
デメリットに関しては正直、沢山あります。
時間の制約から保険料、専属の保険会社なら1社からの選択しかできないなどデメリットだらけとなります。
しかし、デメリットの多さはあまり気にしなくてもよいかと思います。
そこの部分を使わなければ良いだけの話です。
確かに時間に関しても2時間ぐらいを要して、現状の保険の確認から家族構成や今後のライフプラン、そして保険商品の説明などもされると我慢もできなくなります。
しかし、稀にしっかりと話を聞きたい人には対面販売は向いています。
保険の説明は1回ではなかなか理解できないものです。
2回、3回と聞くことで自分に府を落とすことができて契約をするのがベストな考え方です。
考えてみれば保険は人生にとって大きな契約になります。
期間は30年、40年と年間で10万円以上の保険料、事業主や経営者になると保険料も大きくあがり20万円近くなってきます。
そうなると保険料の支払いだけで1000万円近いお金を投じるわけです。
慎重になるのは当然です。
今後の対面販売の生きる道
対面販売を主としている日本生命、第一生命、明治安田生命、住友生命などがありますが、これだけネット生保や代理店などが増えている中で各社が未来に生き残るために必死に活動をしています。
日本生命においては生命保険の営業活動は勿論のこと、損害保険やその他の金融商品、確定拠出型年金まで幅広く対応できる仕組みをとっています。
日本では一番大きな保険会社として契約者からの支持、信用は大きいです。
第一生命は昔のように目立つ看板商品はないが一生涯のパートナー戦略としてセカンドライフ生涯設計応援などの契約後のアフターフォローに力を入れています。
明治安田生命においてはユニークな保険商品のベストスタイルから積立商品を重視した保険商品のラインナップ、人気タレントの松坂桃李を起用、Jリーグオフィシャルスポンサーとしてもイメージがとても良い保険会社です。
住友生命は1UPといったキーワードを使って保険への従来の考え方やイメージを大きく変えた保険提案が売りといったところです。
どの保険会社も自社の保険商品に付加価値を付けて提案をしています。
まとめ
これらの対面販売での保険会社の動きを分析、調査してみましたが、どこの保険会社も既存の契約者への配慮と新しい契約者への取り組みには力を存分に入れています。
その理由として働いている本人達もわかるように同じ終身保険や医療保険、定期保険、がん保険に至るまで対面販売で購入すれば保険料は高く付きます。
そうなると、まともに保険を販売しても成果や結果は出てこないことになります。
そこで大事なことは各社がターゲットを絞っているところが見えます。
昔みたいに無理な勧誘や保険レディースの増員などに力を入れずに個人だけではなく企業保険、団体保険などの視野を広げた保険活動が見えます。
そうなると契約者や被保険者側からとして今後の対面販売への考え方は基本的な保障のみを求めるなら保険料が安いネット生保を使って、自分の保険や金融関係、年金なども含めた、全体のバランスを相談するときは保険のプロフェッショナルである対面販売の力を借りるのも有りだと思います。
必要に応じてネット、来店型、訪問型、対面と自分が選択することが大事でもあります。