生命保険にはいろんな保険種類があります。その人の生き方や生きている環境によって保険は活用されています。また、1つだけの保険では今を生きるリスクには対応しきれないところもあるので、一生涯を保障できる保険から大きな保障額を得られる保険、病気になったら保障してくれる保険、介護状態になったら保障してくれる保険から子供の将来を支える保険、個人の年金を補う保険など様々あります。これらに全て頼れるなら問題はすぐ解決できますが保障してくれる部分が大きいことは、支払う保険料も大きいことになります。 生命保険にかける保険料は大体、収入の3%~10%がベストだと言われていますがライフスタイルや生活環境によって大きく変わります。 限られた保険料でいかに自分の人生を豊かにするかといったコストパフォーマンスも考えると保険の使い方にも幅が出てきます。
20代の保険プラン
年代別に見てみると20代であれば終身保険と医療保険の組み合わせが一番多い例だと思います。
私自体も20代はこの保険で組んでいました。
実際には25歳ごろで病気をして入院と手術代を医療保険で保障しましたが、残念ながら入院の2割程度をカバーするぐらいだったと思います。
ほとんどは公的の高額療養費でカバーしたのが現実です。
それを考えると医療保険は不必要かと思う人がほとんどだと思います。
これは一概には言えませんが医療保険の保険料の安さにセットで考える人が多いかと思います。
20代であれば1000円台で医療保険に入れますから昔はなんとなく一緒に入っておくといった風物詩がありましたが、これからの時代、若いころからの医療保険には疑問を投げかけても良いと思います。
保険金額の設定も大切
そうなると終身保険だけで十分な部分もあるかと思いますが、この終身保険の保険金額の設定も大事です。
金額は高くなり過ぎないことが重要で無理のない毎月の保険料支払いを設定することが必要です。
入ってきた収入を貯蓄に回せていけばいくほど将来の自分を助けることにつながりますが、人生には緊急事態や予想外の展開が待っているものです。
自分のライフスタイルをしっかりと見越して終身保険の金額設定をオススメします。
30代の保険プラン
30代になると若いころに無茶をしてきた部分が体に影響が出ることや結婚をして家族を養っているライフスタイルなどが目に浮かびます。
ここでの保険の組み合わせとしては終身保険と定期保険、養老(学資)保険の組み合わせをオススメしたいと思います。
まさに理想的な組み合わせとしても評価が高い、この3つの保険商品ですが、終身保険に関しましては保障のベースとなる部分で、加入されている人は自分の御葬式代として考えている人が多いかと思います。
保障期間は終身ですが、満期になったら解約して満期返戻金を受け取り、自分の老後の生活に充てることもできます。
しかも、内容を詳しく見ていくと高度障害状態になっても保障が降りることにもなっています。
オススメの保険プランの組み方
若い頃は万が一の為に備えるためにオススメ保険で30代での終身保険の考え方は保障額の再設定などを考えると良いと思います。
この保険商品は掛け捨てが無いので貯めた分はしっかりと返ってきます。
そして、遺族にも残せる保険として重要視されている保険です。
また、終身保険の醍醐味である、死亡した時には頼りになる資金です。
一家の大黒柱が急に亡くなると葬儀代は勿論のことですが、生活面でのお金も大変な状態となります。
急な出費などにも終身保険は頼りになりますので金額は少なくても利用しておくと良い保険商品です。
定額保険
そして、必要保障額を確保させる定期保険の存在です。
家族が増えたときに自分の身に万が一のことが起きたときに頼りたい保険で、少ない掛け金で大きな保障は魅力です。
残念ながら掛け金は掛け捨てになってしまいますが、その分、得られる大きな保障額には納得できます。
この定期保険を設定するときの注意点は設定金額です。
子供が成人するまでに最低1000万円のお金が必要と考えます。
私立や大学によって金額は変わりますが最低金額として考えるとこのぐらいの金額は抑えておく必要があります。
保証額は人によって差がある
しかし、その保障額も人によってバラバラだと認識することが重要です。
例えば共働き家庭、親と同居、貯蓄額、父親の公的死亡保障金額などがあります。
これらを計算することで保障額は変わってきます。
また、1000万円と言いましたが子供の年齢によっても保障額は変わってくるので定期的な見直しは必ず必要です。
定期保険も各保険会社が提案していますが保険料の安さ、これに尽きると思います。インターネットでの比較検討を実施して安いネット生保でも十分だと思います。
学資保険
そして最後に学資保険ですが、これはお金に余裕がある方用と考えて頂きたいと思います。
最低限の保障も付き、税金でのメリットも受けることができます。
普通預金で何もされていない資金があるなら学資保険での利用も自分達の財産を運用させていく為には大切なことです。
お金は稼ぐことも大事ですが、どこに置いておくことも大事になってきます。
また、学資保険も特約などを付加すると元本割れするケースもありますから注意が必要です。
まとめ
このように保険の組み合わせで最もオススメしたいケースを少し紹介しましたが、この他にもまだまだあります。
それは、人の生き方と同じように最初から決められるものではなく、人生を歩みながら決めていくものだと思います。
でも、少し注意する点が極端に心配症にならないことです。
家はがん家庭だから必ずがん保険には入る、私の時代には年金は全くまらえないから個人年金は絶対に必要といった方がおられますが、何十年の先のことは誰もわからないです。
確かに事前に準備をすることで功を奏した事例も沢山あります。
しかし、その保障される金額も数十年後には価値が変わっている可能性があります。
インフレの話まで出すと大袈裟なことにつながってしまいますが、保障額1000万円は今の時代には大金ですが数十年後はわからないわけです。
今回は最もオススメする保険の組み合わせとして終身保険と定期保険、学資保険をご案内しましたが、ポイントとなるのは設定金額になります。
そこは保険会社が決めるのではなく、自分のライフスタイルと家族のライフスタイルをすり合わせて設定することをオススメ致します。